「住み続けたい」と答える市民が80%を超える流山市
国内では人口減少がする中、その流れを逆らうように成長する数少ない郊外都市である流山市。過去10年強で2万5千人が増加しており、なんと8割の市民が住み続けたいと答えるほどの暮らしの満足度!
矢野も隣町の松戸で育ったため、つくばエキスプレスが開業してからの流山市の著しい成長を肌で感じます。
流山を「共働きの子育て世帯に選ばれる街」として街づくり開発を4期連続で率いるの井崎市長の、とても面白いインタビュー記事がありました。
人口減少時代に2万5千人増。子育て世帯と歩んだ流山市の大胆なまちづくり - SAISON CHIENOWA
いくら大規模な開発を進めたところで、「いかに街の資産価値を高めていくのか?」「どういう街にしていきたいのか?」という長期的な視点が抜けていてはまちづくりが漂流してしまいます。
そこで、流山市のマーケティングとブランディングを早急に進めなければと、民間からマーケティング経験のある職員を募集し、2004年には日本の基礎自治体(市町村、特別区)で初のマーケティング課を新設しました。
首都圏という市場に対する流山市のポジショニング(位置づけ)を行い、目指すべきブランドイメージを「都心から一番近い森の街」に設定し、マーケティング戦略を策定しました。そのなかで見えてきた流山市のメインターゲットが「共働きの子育て世帯」
行政サービスの充実も重要です。それも給付金のようにお金をばらまくのではなく、メインターゲットである「共働きの子育て世帯」が本当に求めるサービスをリサーチし、他の街とは明らかに違う環境を作ることを目指しました。たとえば、保育園、学童保育所の充実や、通勤途中の駅から保育園への送迎が可能になる駅前送迎保育ステーションの設置などがこれにあたります。
目的を持った街づくりがいかに大事かを確信する実例ですね。
流山市長の経歴をも素晴らしいですね。ぜひ一度お話しできたら嬉しいです。